今回発売した製品は、5GHzと2.4GHzでのWi-Fi冗長化ソリューション。
「回線冗長装置」を映像伝送システムに組み込むことで、リンクアグリゲーション機能（複数のネットワークを並列に組み合わせて、1つのネットワークに障害が発生した場合に冗長性を提供）によるWi-Fiの冗長化を実現している。一方のネットワークが途切れた場合に、もう一方のネットワークにシームレスに遷移して通信を継続することができる。5GHz帯の中だけでなく、2.4GHzの回線も冗長化の対象としたのは業界初（自社調べ）で、2.4GHzしか利用できないユーザも利用することができる。利用場面は幅広く、気象レーダーや空港、発電所や駐車場、商店街や病院などの日常的な利用以外にも、昨今の異常気象や豪雨に伴う河川監視といったリアルタイムな状況把握が必要となる災害対策にも適している。
通常、冗長化の設定は3-4時間かかりるが、本ソリューションはあらかじめ同社が用意する設定ファイルを投入し、20-30分で簡単に利用開始することができる。各2台セットのパッケージで約28万円とコスト面も抑えた。
【URL】
https://hytec.co.jp/
