Dahua社およびHikvision社のFCC認証取得を禁止する法案を提出

　FCC(米国連邦通信委員会)がHikvision社とDahua社の新製品を承認することを禁止するする法案が、共和党と民主党の上院議員によって提出された。
　2021年4月にIPVMが報じたように、FCC委員は3月に連邦政府以外の米国のHikvision社とDahua社製品購入の「裏口」を「排除」するよう求めて、法案提出を急いだ。同委員長は、今回の法案が「アメリカの国家安全保障を強化する」と称賛している。
　FCCはすべての電波機器を規制しており、これまでに何百ものHikvision社とDahua社の製品を承認してきた。もし、新規承認の禁止が可決されれば、両社の米国での事業に打撃を与える可能性がある。
　本稿では、本法案とその背景、そして潜在的な影響について考察する。

Hytera社　企業情報

　中国通信機器メーカHytera社は、NDAAで禁止された5社の中で最も知名度の低い企業だ。ではHytera社とは？IPVMが検証する。
●Hytera社の背景
●2020年の財務状況
●Hytera社の財務上の課題
●中国国内販売と海外販売の比較
●国際事業展開の計画
●株主構成
●中国公安部との連携
●CEOのコメント 米国における中国製品の販売禁止と無線市場の保護
●モトローラ・ソリューションズ社に対する継続的な訴訟

Hikvision社と中国人民解放軍

　Hikvision社は中国人民解放軍（PLA）の軍部と提携し、PLAのトップ納入業者の地位を獲得し、PLAの研究に協力するなどしていることがIPVMの調査で明らかになった。
　これは、米国防総省がHikvisionを中国軍事企業リストに掲載したことに｢根拠がない｣とするHikvision社の｢強い抗議｣と矛盾する。詳細は下記のビデオで概要をご覧いただきたい。
https://youtu.be/GbHaOs9Je7Y
　また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、IPVMの報告書をもとに同紙独自の調査結果を発表した。
　Hikvision社はIPVMへのコメントを拒否し、PLAとの関係を示す証拠を最初は削除し、その後復元した。

CDW社　評価度調査　2021年版

　CDW社は世界最大級のITディストリビュータであり、エンドユーザが直接購入する際の一般的な選択肢でもある。セキュリティ・システム構築者はCDW社をどのように評価しているのか？
　本稿では、200人以上のセキュリティ・システム構築者によるCDW社の位置づけ、長所と短所に関する意見と統計とを検証している。

評価はマイナス
約1/3のシステム構築者が「どちらともいえない」、約1/3のインテグレータが「よくわからない」と回答しており、CDWの好感度はマイナス1％の評価だった。

米国政府、Dahua社およびHikvision社製品購入状況を地図上に表示

　IPVMがGovSpendを通じて入手し、TechCrunch社と共同作成したデータによると、2019年8月にNDAAが発効して以来、300以上の政府組織がDahua社とHikvision社の製品を購入している。
　これは、Hikvision社やDahua社のサイバー･セキュリティ危機や人権侵害がよく知られているにもかかわらず、売り手が州政府や地方政府との契約で利益を得ていることを示している。
　下記TechCrunchの記事を参照。
the TechCrunch article: "US towns are buying Chinese surveillance tech tied to Uighur abuses".

Vivint社創業者兼CEOが辞任

　Vivint社創業者トッド･ペダーセン氏がCEO辞任すると「リーダーシップ・トランジション・プラン」で発表した。
　ペダーセン氏は「他の起業家としての目標」を追求するつもりだと述べているが、これは今年、DoJ社とFTC社両社がVivint社に対して違法行為を行ったことを受けてのことです。 本稿では、ポスト・ペダーセンにおける同社の課題とリスクについて考察する。

RING社　評価度調査　2021年版

　システム構築者はアマゾン社に対して強く肯定的だったが、セキュリティ子会社のRing社についてはどう感じているのか？
　本稿では、約200名のセキュリティ・システム構築者がRing社をどのように評価しているのかを、データと意見をもとに検証している。

肯定的は弱め
　Ring社へ評価はやや肯定的のプラス7で、「わからない」が12%と低かった。

2021年5月開催　映像監視101コース　最終案内

　春のビデオ監視101コースに今すぐご登録を！2日間コースは、この業界に初めて入る方が最も重要な用語や技術そして産業動向を素早く理解できるように構成されている。
　これは、映像監視業界に入るために必要なカリキュラムや教育あるいはトレーニングがないという問題を解決する。

映像監視101コースの概要
　IPVMトレーニングは、大学の101回目の監視コースに相当する。2日間のライブセッションで、業界関係者が必要とする基礎知識を素早く身につけることができる。
　コースは5月26日（水）と27日（木）の2日間の開催。

カメラ設置工賃見積基準 - 2021年

　正確な人件費を見積もることは難しく、見積の根拠となる数字を用意することは、多くのシステム構築者にとって課題となっている。本稿では、システム構築者が6つの一般的な設置事例に使用する数字を提示し、リスクとコストの削減に役立てている。
　この工程は、システム構築者が日常的にカメラを設置する6つの基本的な状況に焦点を当てている。 　160社以上のシステム構築者が、6つの一般的なカメラ設置に関する見積もりを出してくれた。本稿では、システム構築者の回答と、その回答に影響を与えた要因を検証している。

CGCCが米国と中国の緊張関係に対処するためにすべきこと

　2020年、CGCC（中国商業聯合会）は、選挙後に米中関係が改善すると楽観視していた。しかし今はそうではない。
　エデルマン社CEOリチャード・エデルマン氏との新しい首脳によるラウンドテーブルでは、今後も続くと予想される緊張関係の中で何をすべきか、中国企業の経営者にアドバイスをしている。
　本稿では、それらの提言を検討し、Dahua社やHikvision社などのセキュリティ企業がどのように導入するかを考察している。

ADT社に対する新たな訴訟は、ADT社技術者がベッドルーム・カメラの設置を強く求めたという内容

　ADT社の「性的欲求を満たす」技術者は、女性とその子供の寝室にカメラを設置することを主張していたと、今週ADT社に対して起こされた新しい訴訟で主張されている。
　本稿では、訴状の内容、ADT社に対する既存の集団訴訟との対比、寝室に監視カメラを設置することのリスクなどについて考察している。

IPVM主催　　オンデマンド映像VSasS28製品展示会

IPVM主催2021年VSaaS展示会が終了した。全動画はShowsページで視聴できる。

概要

■IPVM HaaSプレゼンテーション
IPVM創業者ジョン・ホノビッチが「Hostage as a Service」について詳しく説明し、ライブで質問を受けた。

■サイバーセキュリティVSaaSパネル

Airship社営業担当副社長
ブライアン・カラス氏
Ava Security社最高製品開発責任者
ラン･プガッハ氏
Avigilon社上級製品マネジャ、
ジェフェリ･バークリ氏
イーグルアイネットワークス社
オペレーション＆ビジネス開発担当副社長ハンス・ケーラ氏

■ホスティング型 vs マネージ型VSaaS パネル

Genetec社ストラトキャスト
製品マネジャ、オクテイ･イルディス氏
Morphean社営業＆マーケティング担当
副社長マーティン･ライダー氏
r ネットワークオプティクス社
CMOトニー･ルース氏
Openeye社北米営業担当副社長
ジェセ・クローフォード氏
Johnson Controls社オープンブルー･セキュリティ＆イノベーション担当
副社長マーティン･レンキス氏

■クラウド解析パネル

Calipsa社CROブライアン･ベイカー氏
Camio社CEOカーター･マスラン氏
vCloud.ai,社創業者ユリ･ アフメトフ氏

イーグルアイネットワークス社　評価度調査2021年版

　イーグルアイネットワークス社は、2020年に4,000万ドルの投資を行い、「クラウド映像監視の世界ナンバーワン」を謳っている。では、システム構築者は同社をどう評価しているか？
　本稿では、イーグルアイネットワークス社の位置づけ、長所と短所について、200人以上のセキュリティ・システム構築者データと意見を検証している。

弱い肯定的意見
　イーグルアイネットワークス社の評価はプラス13％。一方システム構築者の約半数は、意見を述べるには十分ではないと回答している。

アクセス・コントロールによるRTE（ Request to Exit：退出要求）チュートリアル

　アクセス・コントロールを設置したドア、特にマグロック付きドアでは、「退出要求」または「RTE」装置が電気錠を無効にして自由な退出を保証する必要がある。
本稿では、これらの重要なRTEの要素について説明する。

白色光カメラ撮影比較 – Dahua社、Hikvision社、Tiandy社、Uniview社

　Dahua社やTiandy社そしてUniview社の新規参入や、Hikvision社ColorVuの新世代など、白色光カメラの分野は成長を続けている。
　これらの新機種の性能や問題点を確認するために、購入してテストした。
購入機種
　また、一般的な実世界でのアプリケーションや課題をよりよくシミュレートするために、住宅用の2灯式投光器や商業用エリアライトも購入した。

非顔認識代替システムのTraces AI 社　企業情報

　Traces AI社は、顔を使わないフォレンジック・サーチと再認識のための顔認識代替技術を開発し、Y Combinator社の支援を受けているという。
　IPVMでは、共同創業者の一人に話を聞き、同社とその分析について詳しく調べた。

設立と背景
　Traces AI社は、ともにRing社出身のヴェロニカ・ユルチュク氏とコスティヤンティン・シャイシュ氏によって2019年に設立され、Y Combinator社の支援を受けている。ヴェロニカ・ユルチュク氏は、顔認識に代わる技術の研究を始め、2018年のNeuroIPS会議で発表した後、Y Combinator社を含む投資企業から声がかかり、Traces AI社設立に至った。

Briefcam社　評価度調査2021年版

　2018年にキヤノンが買収したBriefcam社は、映像解析企業の中でも老舗であり、広く知られている会社だ。ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか。
　本稿では、Briefcam社位置づけ、長所と短所について、200人のセキュリティ・システム構築者のデータと意見を検証している。

中程度の肯定意見
　Briefcam社への評価はプラス17だったが、半数以上のシステム構築者は意見を述べるには十分ではないと回答している。