IPVM

　Briefcam社はAxxonSoft社のTimeCompressorに関する特許侵害でAxxonSoftを訴えたが、AxxonSoft社はBriefcam社の技術とは異なり、それよりも優れた独自の特許Video Synopsisを保有していると主張している。
　本稿では、IPVMがBriefcam社のAxxonSoft社に対する請求、AxxonSoft自身の特許、そして考えられる結果について検証している。

技術的背景
Time Compressorは何年も前から販売されている。2014年のAxxonsoft社 Time CompressorのIPVMテスト結果と、2020年のBriefcamアナリティクスのテスト結果を参照。

訴状の提出
　2021年1月29日、Briefcam社はカリフォルニア州でAxxonSoft社に対して16ページの訴状を提出した。

訴状の概要
　訴状では、AxxonSoft社がTimeCompressor機能を搭載したシステムの販売を通じて、Briefcam社の3つの特許を侵害しているとしている。注目すべきは、Briefcam社は、ソースビデオをはるかに短い「シノプシス・ビデオ」に変換することができるVideo Synopsis技術に関して、問題となっている3つの特許を所有し、使用しているとのことだ。

　つい先月、Dahua社の社員は、政治的判断力を向上させるために、習近平書記長の最新の演説を、徹底的に研究し実行する会議を開いた。
　しかし、IPVMがコメントを求めた数時間後、Dahua社はこの発表を削除した。

Dahua社のサイトでの発表内容
　発表時の画像は、左に「新時代新思想新目標新征程」、つまり習近平思想の重要なスローガンである「新時代、新思考、新目標、新旅」という見出しのポスターが貼られていた。

宣言内容
　この会議では、全党員に、当時の学習教育動員会議での習総書記の重要な演説の精神を徹底的に学び、実行し、党の歴史を学び、理解し、政治的判断力、政治的理解力、政治的実行力を絶えず向上させることが求められた。
IPVMは、このビデオで説明したように、Dahua社が中国国内で警察のセキュリティ・システムで監視し、犯罪者の逮捕を支援する広範なセキュリティ業務を行っている調査の一環としてこれを発見した。

削除
　Dahua社は、IPVMがこの内容を報道する予定であると通知した後、速やかにウェブページを削除した。また、削除した理由についても説明を拒否している。

　AxxonSoft社はIPVMに5年以内に米国でIPOする予定だと語っているが、現在、同社は北米ではあまり知られていない。
　そこでIPVMは、AxxonSoft社CEOアラン・アタエフ氏に、同社のリドミニケーションと国際的な成長計画について話を聞いた。同氏はアジアや中東での勤務経験を経て、3年前に米国に移り事業開発を担当していた。

会社概要

• ロシアのVMS市場のリーダー
• 2018年、国際事業がロシアを追い抜く
• Axxon Next VMS、PSIM＆VSaaS
• プロジェクト
• 2つの利点、6つの課題
• 懸案のIPOの進捗状況
• コロナの影響と今後の計画

　ONVIFは今や2万点以上の製品をサポートしているが、システム構築者はこの組織をどのように評価しているのだろうか。
　本稿では、ONVIFの位置づけ、長所と短所について、200人のセキュリティ・システム構築者の評価とコメントを検証している。

肯定的な意見が多数
　ONVIFに関する調査結果は、評価度が＋53％で、システム構築者の5分の3がポジティブな見解を持っている。
　2021年の回答は、ONVIFの2019年の結果と類似していて、評価度はアメリカ国内と国外と同じだった。

主なテーマ
　インテグレーターの回答は、3つの主要なテーマに分けられる。
　肯定的：規格が統合を容易にする
　否定的：互換性の問題
　否定的：互換性の問題偽装適合性の問題

出展社一覧
Airship, Alcatraz, Altronix, AVA, Avigilon, Axis, AxxonSoft, BCD, Bosch, Brivo, Camect, Camio, Cyberlink, DMP, Dragonfruit.ai, Eagle Eye, Facebook & Siklu, Genea, Genetec, Hanwha, IPConfigure, IronYun, LenelS2, Lensec, LifeSafety Power, Lilin, Milestone, Mobotix, Network Optix, NVT PhyBridge, Openpath, Optex America, Oyla, ProdataKey, SafeTrust, SAFR, Sighthound, Software House, STiD, TRENDnet, Videonectics VMS, Vintra, Vivotek

　MOBOTIX社はここ数年、初のONVIF準拠モデルや第7世代の新ラインの発表、Genetec社やMilestone社などのサードパーティ・パートナーとの協業など、好転を試みている。ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか？
　本稿では、同社の位置づけ、長所と短所について、200人のシステム構築者の評価とコメントを検証している。

主なテーマ

回答は下記の主に4つのテーマに分かれた。
• 高価
• 統合されていない
• 複雑
• 肯定的品質

　Simplisafe社は1億3000万ドルを調達し、同社が5年後にADT社を上回る監視顧客数を持つペースになるとIPVMは予測している。

本稿では、Simplisafe社の過去5年間の成長とその予測、ADT社とRing社そしてWyze社との比較、さらにSimplisafe社がADT社やその他の既存企業からシェアを奪うことを明確に目標としていることを検証している。

推定評価額
　IPVMは、Simplisafe社の評価額を、買収された2018年の評価額10億ドルから4倍増の40億ドル以上と推定している。これは、同社が｢今年中に年換算の経常収益が4億ドルを超える｣と予想している開示内容に基づいている。
　例えば、最近のLatch社のSPACやEvolv社のSPACと比較しても、経常収益型のセキュリティビジネスは現在、投資家にとって特に魅力的だ。Simplisafe社では、年間経常収益の10倍を見込んでいる。これには、物理的なハードウェアの販売は含まれていない。構造的には、Simplisafe社の方がより成熟した強力な事業を持っているが、顧客を固定していないため、魅力はやや低いと言える。

　Dahua社は中華人民共和国内で、警察の映像監視を直接運営している。これは、低価格カメラ・メーカに対する欧米の一般的な認識とは大きく異なる。本稿では、IPVMが同社活動を調査した内容を紹介している。
　Dahua社の大規模な警備員部門が地下鉄やフェスティバルを巡回し、警察が約2,000人の「犯罪者」を逮捕するのに貢献している。
Dahua社CEOが自ら中国警察と広範な「協力協定」に署名している。Dahua社が新疆ウイグル自治区の警察署の建設と運営を契約し、習近平国家主席の最新の演説を「徹底的に研究し、実行する」ために、Dahua社の警備員が会議を行い、「政治的判断力」を「向上」させている。その模様を90秒の動画で紹介する。
　これに対してDahua社は、IPVM社の報道を「完全な虚偽」とする一方で、「謝罪」してウェブサイトから様々な資料を削除し、根拠もなく同社最大の新疆ウイグル自治区警察事業案件が｢中止された｣と主張している。

Dahua Security社が街を監視し、約2000人を逮捕
　Dahua社は、中国国内に自社の警備会社を持ち、地下鉄、祭り、イベントなどの警備のために警察を直接支援している。この会社名は「Dahua Security」で、その実態は掲載の写真で見ることができる。
　Dahua Security社は、欧米のステレオタイプな「モールの警官」以上の存在で、同社ウェブサイトでは、杭州の地下鉄96駅と市内の高速鉄道全30駅の警備を行っていることを誇示している。

　現パナソニックは2019年に分離独立した映像監視の大手企業だ。では、システム構築者は同社に対してどう評価しているのか？
　本稿では、パナソニックの立ち位置や長所と短所について、約200人のセキュリティ･システム構築者の評価とコメントを検証している。

弱い評価
　同社の評価結果は、肯定的な意見が5％で、60％以上が中立または無意見だった。
米国外では、米国内に比べて、7％とわずかに肯定的な意見が多かった。

減少傾向
　2017年から2019年にかけて評価度が18％から6％と激減したのに比べ、2019年から2021年にかけての意見の変化は6％から5％とわずかだった。注目すべきは、意見を持たないシステム構築者が同時期に増加していることだ。

　125kHzカードを許可している多くのアクセス・コントロール・システムは、30ドルの安価なカードコピー機で簡単にハッキングすることができる。下記のビデオでは、このリスクについて説明している。
https://youtu.be/yLZYeHfGr6w
さらに、その手順を下記のビデオで詳しく説明している。
https://youtu.be/_X1e2U7P_g0
　今回のテストでは、複数のカードに125kHzフォーマットをコピーし、複数の読取機でテストした。非常に安価だが、15枚以上のカードをコピーしても、カードコピー機は故障せず、破損したコピーも作成されなかった。

大きなリスク
　実際、入退室管理システムでは、コピーしたカードが正規カードと同じように見える。
前述のテスト・スクリーンショットは、カードコピーがHIDの工場出荷時のオリジナルと見分けがつかないことを示している。

　Verkada社の非倫理的な文化は、Verkada社取締役議長ハンス・ロバートソン氏の計画と同氏の言うところの「レシピ」の結果である。同社CEO不フィリップ･カリツザン氏は会社の表向きの顔であるが、Verkada社情報筋は一貫して、ハンス・ロバートソン氏が当初から会社を遠隔運営しているとIPVMに語っている。
　ブルームバーグの調査により、Verkada社の非倫理的な行動や、彼らが言うところの「bro」の文化に対する監視が強化された。
　本稿では、ハンス・ロバートソン氏の計画とその実行内容、そしてその結果、継続的な性的不祥事、ハードドラッグの使用、大規模な情報漏洩、顧客映像の密かな閲覧、連続的な虚偽請求などがどのように行われたかを検証している。

　ADTコマーシャル社は、同社独自の価格設定ツールや顧客、事業案件を盗んだとされる元従業員と下請け業者を訴えている。
　ADT社は、従業員がADT社の情報をどのように盗んだかを示す追跡ソフトウェアを使用し、その従業員がADT社の下請けである競合他社に逃亡した際にその情報を共有したと主張している。
　本稿では、この事件を分析し、システム構築者と従業員に関わるリスクを考察する。

ADT社、元従業員と下請け会社を提訴
　2021年3月31日、ADT社は元従業員のマイケル･ポーム･シニア氏.と元下請け会社のSecurance テクノロジィズ社、そしてSecurance社オーナーであるパトリック・コメーオクス氏を、「ADT社の企業秘密を盗み、それを使ってADT社と不当に競争し、顧客先の事業案件を奪うことで、契約上および法律上の義務を明白に違反した」として告訴した。

　Pelco社はかつてビデオ監視システムの巨大メーカだったが、10年間の衰退と複数の所有企業の存在があった。ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか？また、新オーナーのモトローラ社の意向はどのように影響するのだろうか？
　本稿では、Pelco社の位置づけ、長所、短所について、約200人のセキュリティ・システム構築者による統計とコメントを検証している。

大幅な純減
　Pelco社の調査結果は、22％もの大幅な評価の減少で、システム構築者の1/3以上が否定的な見解を示した。
　しかし、2019年と2016年の統計と比較すると、同社の評価度はやや改善されており、評価票が顕著に増加し、否定的な票がわずかに減少している。

　映像解析の最大の障壁の一つは、十分な計算資源を持つことだ。映像解析のためにハードウェアの性能を向上させる代わりに、アルゴリズムの効率を向上させることができる。
　本稿の内容は下記の通り。

• アルゴリズムの効率化が重要な理由
• 特に集中的なリアルタイム映像監視
• アルゴリズム効率の測定
• 深層学習のアーキテクチャ効率
• You Only Look Once CNNs
• YOLOバージョン／論争の種
• モバイル版／小型版さらに効率的に、精度を下げて
• カテゴリーの削減
• ネットワークの刈り込みと量子化
• より深いネットワークとより広いネットワーク
• 深層学習と機械学習の融合
• ハードウェア最適化
• 同時検出の課題
• ハードウェアのアップグレードの課題
• カメラへの深層学習チップの搭載
• 効率化の力／優秀な人材の獲得への挑戦
• NISTのテストと無限のリソースの影響

本資料は、IPVMの映像解析　コースのクラス6の学習ガイド2冊のうちの1冊にあたる。

　ブルームバーグは、「性的不正行為と薬物乱用」に加え、様々な虚偽の主張を含むVerkada社に関する詳細な調査結果を発表した。
　本報告書の表題は「'Bro Culture' at Camera Maker Verkada Pushed Profits, Parties」。

性的不祥事
　Verkada社は、営業チームの一部のメンバーが参加した深夜の社外での集まりで、同僚の女性に自分の局部を見せたことで営業マネージャーを解雇した。
　これは、IPVM社に寄せられた様々な情報源の話と一致しており、会社のパーティー（公式なものであれ、そうでないものであれ）が問題に繋がっていることを示している。これには、会社の複数の上層部が、Verkada社屋の2階にあるアパートに住んでいるという事実も含まれている。この要素は、ある元社員がブルームバーグに語った、｢Verkadaは男子学生に悪いイメージを与えている｣という言葉にも繋がっている。

　ブラジルの国家副大臣は、Dahua社が地元当局と共謀して、約2,400万ドルの入札を不正に行い、その際にブラジルの法律に違反したと主張している。Dahua社はIPVMに対し、これを「明確に」否定した。
　2021年3月、Dahua社はブラジルの運輸省から2400万ドルの案件を受注した。本稿では、本案件に関する違法行為の疑惑を検証し、Dahua社を名指ししてブラジル当局に苦情を申し立てたブラジルの議員と、疑惑を否定するDahua社からの直接の回答を紹介する。

要旨
　Dahua社に対する疑惑は、Dahua社がブラジル政府関係者に700万米ドルの賄賂を贈ったこと、ブラジル政府関係者がDahua社と協力して、仕様書公開の1年以上前にDahua社に入札仕様書を書かせ、Dahua社が案件を不当に落札したことだ。
　これを裏付けるように、ブラジルの国家副大臣が、Dahuaブラジル社従業員のものとされるフラッシュドライブに記録したファイルを保有している。このファイルには　Dahua社の仕様書作成の主張を裏付ける詳細な文書が含まれているが、賄賂の主張は立証されていない。
　Dahua社はこの主張を「根拠のない話」と明確に否定し、このブラジルの州知事は、この件を報道したブラジル国内の出版物の撤去を求める民事訴訟を起こした。一方、検察官はこの入札を保留するよう勧告している。
　Dahua社は、提供された証拠について説明やコメントをしていない。

　Meraki社は重要なネットワーク・サプライヤで、映像監視分野の1つとして成長している。ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか？
本稿では、Meraki社の位置づけ、長所や短所について、200人のセキュリティ・システム構築者の評価とコメントを検証している。
　本稿関連情報として、 Cisco Meraki Cloud VMS/Cameras Tested, Meraki Object Detection Analytics Testedと Cisco Meraki Unlocks IP Cameras With RTSP Tested.を参照していただきたい。

やや否定的
　Meraki 社の評価度はわずかにマイナス（-5％）だったが、その一方で2/3 は意見を持っていなかった。システム構築者の2/3以上の67％が中立または無意見と回答している。
　否定的な回答は米国内が国外よりもはるかに高く、肯定的な回答は同程度であったが、米国外では3/4程度のユーザが「意見なし」と回答した。

　マイルストーン社は2020年の財務実績を発表したが、同社CEOとCFOに話を聞き、同社の業績と今後の方向性について情報を得た。
　本稿では、マイルストーン社の2020年の財務状況と同社の見通しを検証している。
詳細については全76ページの2020年の年次報告書を参照していただきたい。

2020年の業績概要
マイルストーン社はIPVMに対して、通貨ベースでの2020年の収益は2019年に比べて前年比でわずかに増加したと語った。2020年の収益は165百万米ドル（1017百万デンマーク・クローネ）だった。この成長は、米国での好調な業績に牽引されたもので、EMEAでは若干縮小し、APACでは大幅に増加した。
　米国はマイルストーン社の収益の半分以上を占めるようになり、米国為替レートでの成長率は上記の+10%よりもさらに高かった。
　Milestone社はIPVMに対し、米国では2020年第1四半期に好調で、EMEAやAPACに比べてより多くの事業展開があったと述べている。

中国市場
　Milestone社はIPVM社に対し、「当社は中国に進出していない。中国で販売する代理店はあるが、ターゲットとなる市場には進出していない」と述べている。

　米国の新興企業であるFever Inspect社は、非定型の統合型ブラックボディを搭載し、別のブラックボディ・ユニットを必要としない米国産機器を発表した。
では、実際のテストではどの程度の効果があるのか？IPVMではFever Inspect社製FIP-Sをテストし、分析した。

• 体温検知の測定手法が他と比べてどうか
• 温度が上がった状態でのカメラの叩きやすさ・叩きにくさ
• 距離、熱い背景、メガネが温度測定に与える影響
• 温度測定の迅速性
• セットアップと構成が他と比べてどうか
• システムをどのようにモニターし、結果をどのように確認できるか

概要
　IPVMのテストでは、Fever Inspect社製品は赤外線体温計や耳穴式体温計と比較して、2.5～4.5フィート（75～135cm）の範囲で正確な体温を測定し、他の多くのシステムが採用している「補正アルゴリズム」と比較して、内眼部のスクリーニングを使用しているため、模擬熱に負けたり騙されたりすることはなかった。
　しかし、このシステムでは、眼鏡を外して装置を見なければならず、被験者の身長や装置の取り付け位置によっては、上を向いたり下を向いたりしなければならない。
さらに、音による警告、測定ログの出力、ソフトウェア、顔認証・アクセス・コントロールとの連携など、多くの熱中症対策機器に見られる機能がない。

　モトローラ社は今年、エンドユーザ向け販売を重視したAvigilon社「Channel Sales Executives（CSE）」を強化している。
　これは、Avigilon社の長年にわたる事業販売方策にどのような影響を与え、長期的にAvigilon社協力会社を助けるのか、それとも傷つけるのか？
　本稿では、モトローラ社からの回答を紹介し、この移行、長所と短所、そしてメーカがエンドユーザと一層密接な関係を築くという広範な動向にどのように適合するかを検討する。

CSEの概要
　CSEの目標は、エンドユーザとの関係を構築し、重要なのはエンドユーザの新規取引を獲得することだ。CSE の役割は、基本的には RSM の役割と似ているが（例：Avigilon の製品やサービスのプロモーションやマーケティング、営業活動の実施など）、特にエンドユーザとの「新規アカウント開発」に重点が置かれている。ニューヨーク州北部で募集されているAvigilon CSEの最新の求人情報にその仕事内容が紹介されている。
　この求人票には、以下のような責務が記載されている。
　当社のパートナー・チャネルを介して提供されるエンド・カスタマとの新規ビジネスを開拓する。

新規顧客開拓に重点を置く。
各社のマーケティングチームと協力して、協会、会議、展示会などを通じてエンドユーザと関わる機会を特定する点を強調している。

　Convergint社はブラジルを拠点とするSeal Telecom社を買収し、システム構築者の国際事業展開をさらに拡大した。
本稿では、この組み合わせを検証し、特にSeal Telecom社の将来にとってどのような意味を持つかを考察している。
　なお、本記事は、IPVMの継続的なブラジル報道の一部である。以前の記事は下記の通り。
　 • Dahua社とHikvision社がブラジルで販売網を切り離す
　 • カントリーマネージャー：ブラジルにおける自国とホスト国の比較
　 • Dahua社が政府の反対を押し切ってブラジルの直接入札を獲得
　 • Dahua社がブラジルで直接入札して敗北
　 • ブラジルIntelbras社の工場および本社の訪問

　
　本稿では、その提供内容を検証している。

• LenelS2 Elementsの位置づけ
• OnGuardへのコネクタを搭載
• Webポータル・インターフェースを使用するが、クライアントやアプリはない
• LenelS2ディーラーとの新規契約が必要
• システム価格
• BlueDiamondタッチレス、モバイル・アクセスを採用
• Brivo、Feenics、Openpathとの比較
• Elements クラウド・アクセス＆ビデオ Elementsは、Azure LenelS2データセンターでホストされている一般的なLenelS2ドア・ハードウェア、モバイル読取機、録画機を使用したSaaSベースのシステム。

　本ステムは、1サイトあたり読取機64台、コントローラ4台、カメラ16台までに制限されており、1日のアクセスイベント数は5,000件、1日24時間では1分あたり約3件が上限となっている。ほとんどの小規模で基本的なシステムでは、これらの容量で十分に要件を満たすことができる。

　Huawei社は中国最大の技術企業となり、映像監視で最も広く使われているSoC（Hisilicon）メーカとなった。ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか？
　本稿では、同社の位置づけ、長所と短所について、200人のシステム構築者の評価とコメントを検証している。

否定的な意見が多く、不明な意見が多い
Huawei社に対して肯定的な意見を持っている人はほとんどおらず、否定的な評価が25％だが、ほとんどの人が意見を持てるほど知らないという結果になった。

HiSiliconへの言及なし
　Huawei社子会社のHiSilicon社は、過去10年間に低価格のカメラで強い存在感を示していたにもかかわらず、回答の中でHisilicon社について言及したシステム構築者はいなかった。

米国での知名度は他国に比べて低い
　Huawei社は米国ではあまり知られておらず、回答者の64％が意見を持つほど知らないと答えたのに対し、米国外では45％が知らないと答えている。米国外では、中立的な意見が非常に強く、肯定的な意見と否定的な意見はほぼ同じだった。

　Honeywell社はセキュリティ業界では最大級のブランド名だが、ではシステム構築者は同社をどう評価しているのか？
　本稿では、同社の位置づけ、長所と短所について、200人のシステム構築者の評価とコメントを検証している。

好意的な結果
Honeywell社の評価結果は、-17%だった。
米国外での好感度はさらに低い
ハネウェル社の評価度は、米国内では-13%であったのに対し、米国外では-25%と大幅に低下していた。

テーマのまとめ
システム構築者の回答は、5つの主要テーマに分類される。
　 • OEM/リラベル製品の否定
　 • 価格が高い／品質が低い
　 • 侵入検知機能は強いが、立ち遅れている
　 • サポートは肯定的

　この21ページのガイドは、一般的な人物のデ人口統計解析の基礎を考察している。
本稿では以下をカバーしています。
• 機械学と深層学習人口統計
• 衣服 - 最も簡単で最も議論の余地のない方法
• 衣服の物体検出とシンプルな手法の比較
• 映像監視のための衣服は簡単なものが多い
• 衣服の色は共通
• 衣服の細かい部分の検出は難しい
• 年齢認識
• 年齢認識の課題
• 認識年齢の低下
• 性別分析
• 顔・人物検出ジェンダー分類
• ジェンダー分析の課題
• 感情の認識
• 外見で感情を判断することのリスク
• 人種/エスニシティ
• 人種とエスニシティは議論の余地あり
• "Political Leaning" 検出研究
本内容はIPVMの映像解析コースのClass11の学習ガイドである。

　Hostage as a Service（サービスとしての人質）とは、購入したカメラからの映像をストリーミングするために継続的な支払いを必要とするビデオ監視の増加傾向の比喩である。下記のURLから1分間のビデオ概要をご覧いただきたい。
https://youtu.be/BUmyDalDezo
　カメラの購入者は、これらの機器提供企業からカメラを購入し所有する。しかし、何十年にもわたって確立されてきた慣習に反して、購入者はそのカメラの最も基本的な使用権さえ与えられていない。毎年機器提供企業に追加料金を支払わなければ、カメラは映像を流すこともできない。もし支払いが止まれば、購入者はカメラを所有していることには変わりないが、カメラは役に立たない、実質的にはガラクタだ。
　Meraki社やRhombus社そしてVerkada社が登場したここ数年までは、映像監視カメラを購入するということは、継続的な料金を支払うことなく、好きな場所で好きな時にビデオをストリーミングできることを意味していた。
　しかし、事実上、「所有」しているカメラが人質になっているのだ。つまり所有しているカメラから他のシステムに映像をストリーミングしたいと思っても、それはできないし、せいぜいMeraki社の場合、所有しているカメラから映像をストリーミングする権利のためにMeraki社にお金を払い続けなければならないのだ。
　もし各社が年間ライセンス料を値上げした場合、カメラ所有者は値上げされた年間ライセンス料を支払うか、カメラを買い換える必要がある。
他のプロバイダーからカメラを購入した場合、たとえオープンで人質を取らないカメラであっても、プロの映像監視に不可欠な同じインタフェイスでそれらのカメラを見ることはできず、そのようなカメラ所有者は、カメラのみを使用するか、またはそれらをブロックする必要がある。

　IPVMは2019年12月にAvigilon Appearance Alerts Version 7.4をテストし、競合するAnyvision社や　Briefcam社に含まれる主要な機能が欠けていると指摘した。現在、新しいバージョン7.12では、それらの分野の機能強化が導入されている。
IPVMがテストした新機能は以下の通り。

• アップロードされた写真からの検索（顔、外見、車両を含む）
• 録画した映像の中の人物や車両をボックスで描いて検索
• 写真からの顔認識ウォッチリストの作成、単一または一括での作成
• 複数のウォッチリストを追加し、それぞれにアラートを設定可能
• ひげを生やした被写体など、低品質で部分的に隠蔽された顔画像の扱いを改善

要旨
　IPVMのテストでは、写真を使って検索し、ボックスを描いて被写体を選択する方法は、録画した映像から起動した検索と同等の精度であり、一般的な方法（タイムラインやサムネイルなど）と比較して、ユーザに高速検索の別の方法を提供した。
しかし、検索に使用する写真の質が重要で、顔の詳細がはっきりしていない写真を使用すると顔認識ができず、結果的に服や体の検索にはあまり役に立たず、定義上、服を着替えている人を見つけることはできない。
　また、Avigilon Appearance Alertsの限界はまだ存在しており、カラー画像で開始した非顔面検索では、通常、モノクロの夜間（IR）ビデオでは被写体を見つけることができず、その逆も同様だった。写真で検索したり、ボックスを描いて検索したりしても、これらの問題は改善されない。

　
　本稿では、IPVMがUniviewの2020年の財務状況を検証している。

• 2020年通年で増収増益
• 2020年上半期から回復
• 海外の高利益率製品が利益成長を牽引
• 好調な海外の収益成長
• 利益はDahuaと比べて増加
• DahuaおよびHikvisionとの競争
• 収益は6.89%増、利益は6.24%増

　Uniview社の2020年の売上高は前年比6.89%増の805百万米ドル、利益は前年比6.24%増の88百万米ドルとなった。
Uniview社は2017年にスマート・トラフィック企業China Transinfo社に売却され、Uniview社の財務はTransinfo社の子会社であるHangzhou Jiaozhi社の中に報告されている。Hangzhou Jiaozhi社の事業主体はUniview社である。

2020年上半期からの回復
　Uniview社の2020年上半期売上高は前年同期比1.88%減、利益は13.19%減だったが、2020年下半期も好調で、売上高、利益ともにプラス成長で1年を終えた。
Transinfo社報告書で、2020年下半期のUniview社の回復に貢献した要因についてはコメントしていない。Uniview社の財務状況を見ると、2020年下半期は海外での販売が引き続き好調で、国内での収益も伸びている。特に、2020年上半期の業績が悪かったため、Transinfo社に最低限の利益を提供できないリスクがあったことを考えると、Uniview社の2020年下半期の好調は重要である。しかし、Uniview社は目標を達成し、Transinfo社に非公開の罰金を支払う必要はなかった。

　 ADI社は、Norfolk Wire & Electronics（ノーフォーク・ワイヤー＆エレクトロニクス）社を買収し、アメリカで11の拠点を増やしている。
　これは、米国でのADI社の地位にとってどのような意味があるのか？ADI社がこの取引に関してIPVMに提供した広範な回答に基づき、この動きとその競争上の影響を検証する。

Norfolk Wire & Electronics社の背景
　同社には、ペンシルバニア州からジョージア州まで11の拠点があり、その中でもバージニア州とキャロライナ州に集中していることが拠点地図からわかる。
　ADI社は、ノーフォーク、シャーロット、チャールストン、ローリー、リッチモンドにあるノーフォーク・ワイヤー社と重複した拠点を持っている。
　Norfolk Wire & Electronics社は、これまでセキュリティよりも「ワイヤー」と「データ」に特化してきたが、Norfolk Wire & Electronics社ではAlarm.com社、Hikvision社、Speco社などのセキュリティ機器を扱っている。

　タイコ傘下のKantech社は、システム構築者が好むアクセス製品として、姉妹製品であるSoftware Houseよりも上位に挙げられている。同社最新のKT-1コントローラは、PoE+機能と内蔵型アクセス管理システムを追加している。
　IPVMでは、KT-1を購入してテストを行い、セキュリティ分野の競合他社との比較を行った。
　本稿では、これらの調査結果などを取り上げている。

ハードウェアとソフトウェアにおける7つの強みと7つの弱み
　 • KT-1の価格と特徴
　 • キャンテック社の内蔵管理アプリを検証する複数のセクションと画像
　ここでは、KT-1の操作性、弱点、Avigilon、Axis、Hartmann、HID、ZKTecoなどの組み込み型アクセス・システムとの比較などについて、詳細に説明します。
　 • ハードウェアの長所と短所

他よりも強いパワー
　KT-1は、PoE+ソースから約2アンペアの電力を供給する。フルサイズのキーパッド読取機を使い、一定の電力を消費するように設定したストライクでテストしたところ、750mA以上の電力が残り、「ウェット」な電源のリレー接点や入力に使用することができた。これは、最大1ＡのPoE電源ユニットよりも多く、1ドア・ユニットであるにもかかわらず、マルチ・ドア・ユニットと同程度である。

簡単な配線
KT-1は、バックプレーンに大型の色分けされた接点を備えており、太い電線の使用にも対応している。

無料の管理ソフトを内蔵
KT-1には、Kantech社の無料のサーバーレスの組み込み型「Standalone」オプションを使用することができる。4ドアのKT-400または1ドアのKT-1に搭載されており、当社のテストでは、無料の「スタンドアロンモード」は、簡素で基本的なものですが、信頼性は高い。

　映像監視機器メーカは、マーケティングの重点項目として、90%以上の値を示す「高精度」解析をよく宣伝している。しかし、どのようにしてその数値を達成しているのか？
　本稿では、以下の項目を分解して検証している。

• ビデオ監視のためのグランドトゥルース
• 単純な精度の結果
• 精度とリコール
• 真陽性率と偽陽性率
• ROC曲線/曲線下面積
• F1-Score - ハーモニック・メジャー
• 平均平均精度
• 精度に関する基本的な問題
• 誤検出の多さ
• 大規模な顔認識ウォッチリストの課題
• メーカによって定義が異なる
• メーカが示す真陽性率
• メーカが曖昧
• ランキング結果

この記事は、3月末に開講する「ビデオアナリティクス講座」の一部である。